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救急・労災指定診療所  088-843-1002


ボツリヌス療法について

脳卒中後遺症に対する治療として

当院では、脳卒中を発症してから1年〜数年が経過していても、麻痺や筋緊張亢進による可動制限、痛みの改善が期待できるとして注目されているボツリヌス療法を実施しています。


ボツリヌス療法とは

ボツリヌス菌が作り出すボツリヌストキシンを有効成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。
ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。
そのため、ボツリヌスキトシンを注射すると、筋肉の緊張をやわらげることができます。

脳卒中後、麻痺側の筋緊張が亢進し可動性が低下して、更衣がしにくい、洗体がしにくい方や筋がつっぱって痛みがある方に効果的です。
効果は3ヶ月程持続しますが、徐々に消えてしまうので年に数回、注射を受けることになります。


ボツリヌス療法を受けて効果が得られた方の一例

TMS治療・ボツリヌス療法を受けた方のリハビリ右上肢にボツリヌス療法 実施

  • 右肘を伸ばす時に筋肉がつっぱり痛みがあったが、痛みが無くなり伸ばしやすくなった
  • 字が書きやすくなった
  • 麻痺側の右手で自助箸を使って食事ができるようになった

写真:自助箸を使用してのリハビリ場面

ボツリヌス療法を希望される方へ

外来にて診察を受けていただく必要があります。
診察結果により、治療が適応外となる場合もあることをご了承ください。

診察は予約制です。
予約の際「ボツリヌス療法を受けたいので診察予約をとりたい」とお伝えください。

予約電話番号 088-843-1002 (8:30〜17:00)